こんにちは営業部の原です。
本日、関東の京王電鉄がダイヤ改正され、
新たな挑戦として【京王ライナー】という座席指定特急(ライナー)が、
運行されます。
新宿から府中・京王八王子方面。
新宿から京王多摩センター、橋本方面。
の2種類運転されて、
最初の停車駅(府中または京王永山)までの
座席指定席として400円必要となります。
400円を投資することで、
必ず座れて帰宅できるというのがメリットです。
京王電鉄がなぜ座席指定特急を運行したのかといいますと、
並行する中央線にも特急あずさ、かいじ号を始め、
中央ライナー、青梅ライナーといった通勤ライナーが運行されて
いること。
小田急電鉄は伝統あるロマンスカーを運行していること。
(ただし現在は多摩センターまでのロマンスカーは運行されていない)
東武鉄道はTJライナーを、
西武鉄道はちちぶ、小江戸号と、3月10日から運行される拝島ライナー
など多くの座席指定特急が運行されており、
京王としては、
他の路線にお客様が流出しないことと、
多摩ニュータウンの人口減少の歯止めになるのではないかということで、
運行を決めたようです。
私も京王線ユーザーでしたら、
ちょくちょく利用するかと思います。
利用される方の大多数の意見が、
「満員通勤電車は疲れる。ゆっくりしたい。」
という気持ちから別途料金を支払い、
時間と静寂な空間を買うといったものです。
・ずっと寝ている方。
・パソコンで仕事をする方。
・景色を楽しまれる方。
さまざまなようですね。
上記で書きましたが、
多摩ニュータウンが少子高齢化で人口が減ってきております。
これからより加速していき多摩ニュータウンの
人口減が進んできますと、
京王電鉄と並行する小田急電鉄の運賃収入の減少にもなります。
人口減少となると、
電車の本数を削減、
人員の削減などの施策によって、
もっと寂れていくのではないでしょうか。
今回京王電鉄のライナー発表時でも、
多摩ニュータウンの人口減の歯止めになればと
説明しているくらいです。
その言葉通り、
京王ライナーの新宿24:20分発の電車は、
24分との俊足で多摩センター駅に到着する
ダイヤなため、
近いぞ多摩ニュータウン!
と思っていただくように、
本気で取り組んでいる
ことが分かります。
また小田急電鉄では、
3月17日に、世田谷代田駅と代々木上原駅間の
複々線が完成することにより、大規模のダイヤ改正が
行われ、ラッシュ時の混雑率が30%ほど解消される
ことになっております。
小田急電鉄も京王電鉄に対抗して、
多摩センター駅始発の列車の本数増加と、
所要時間短縮を歌っております。
多摩センター駅の乗降人数は、
京王電鉄が約8万人
小田急電鉄が約5万人
と約1.7倍の差がありますが、
今回のダイヤ改正で大きく変わる可能性もあります。
朝も夜も通勤する際に、
ゆっくりと座っていくことができれば、
痛勤にならず快適に行くことができますからね。
競争をすることにより多摩ニュータウンの人口減少を、
食い止めることができれば両社とも成功なのではないかと、
考えます。
今日から京王ライナーが運行開始されます。
今後がどのようになるか楽しみですね。